いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう

ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』
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※本ページの情報は2019年12月14日時点のものです。
話数全10話
放送2016年冬
放送枠月9
制作フジテレビ
キャスト有村架純/高良健吾/高畑充希/西島隆弘/森川葵/坂口健太郎/浦井健治/福士誠治/森岡龍/永野芽郁/桜井ユキ/我善導/林田岬優/安田顕/大谷直子/田中泯/柄本明/高橋一生/松田美由紀/小日向文世/八千草薫

杉原音(22・有村架純)は、育ての親である老夫婦・林田雅彦、知恵夫妻のもと、北海道のさびれた町で暮らしていた。 林田は音を家政婦扱いし、寝たきりになった妻・知恵は、音の介護がなければ暮らせない状態だった。音は、「あきらめること」を教え込まれて生きてきたため、特に夢を見ることもなく、そんな状況をただただ受け入れて生きていた。 その頃、曽田練(25・高良健吾)は東京の運送会社で引っ越しの仕事に就いていた。福島で、畑を営む祖父に育てられた練は、人を疑うことを知らない。だまし取られた畑を買い戻すために働いていたが、運送会社でも先輩たちからはひどくこき使われ、へとへとになるまで働いていた。給料は安く、貯金などできないまま、古ぼけたアパートで苦しい生活を送っていた。練には木穂子(25・高畑充希)という恋人がいた。練の安アパートに日常的に泊まっていくような関係であり、何かとだまされがちで借金をつくる練に金を貸す。困惑しながらも練も拒絶することができないでいた。 ある日、練は、悪友の晴太(21・坂口健太郎)が、北海道で盗んだというカバンの中から、古ぼけた手紙を見つける。「音へ」と書かれたその手紙の内容を読んだ練は、この手紙は絶対に持ち主に返さなければならないと強く感じ、トラックを飛ばし北海道へと向かう。

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第1話『失くした手紙が繋いだ奇跡・・・二人は出逢った』

幼いころに女手ひとつで育ててくれた母を亡くした杉原音(有村架純)は、育ての親である林田雅彦(柄本明)・知恵(大谷直子)夫妻のもと、北海道のさびれた町で暮らしていた。雅彦は音を家政婦扱いし、寝たきりになった知恵は音の介護がなければ暮らせない状態だった。音は、「あきらめること」を教え込まれてきたため、そんな状況をただただ受け入れて生きていた。 曽田練(高良健吾)は東京の運送会社で引っ越しの仕事に就いていた。福島で、農業に従事する祖父・健二(田中泯)に育てられた練は、人を疑うことを知らない。健二がだまし取られた畑を買い戻すために上京した練は、運送会社の先輩たちからひどくこき使われ、毎日へとへとになるまで働いていた。給料は安く、貯金などできないまま、古ぼけたアパートで苦しい生活を送っている。そんな練には日向木穂子(高畑充希)という恋人がいた。練のアパートに日常的に泊まっている木穂子は、何かとだまされがちで借金を作ってしまう練に金の工面もしていた。練は、困惑しながらもそれを拒絶することができない。 ある日、練は、悪友の中條晴太(坂口健太郎)が、旅先の北海道で拾ったというカバンの中から古ぼけた手紙を見つける。「音へ」と書かれたその手紙を読んだ練は、これは絶対に持ち主に返さなければならないと強く感じ、会社のトラックを飛ばして北海道へと向かう・・・。

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第2話『東京編スタート 都会の現実、募る想い・・・もう一度会いたい』

音(有村架純)が東京に来てから1年が過ぎた。雪が谷大塚駅から徒歩20分の古いアパートを借りた音は、介護施設『春寿の杜』で働き始める。出勤前と帰宅途中、音は駅前に立って練(高良健吾)を探していたが、あの日以来、一度も会えずにいた。 練は、出勤前にひとり暮らしの静恵(八千草薫)の家に立ち寄るのが日課だった。静恵の家は練や晴太(坂口健太郎)らのたまり場になっており、練は庭の手入れなどを手伝っていた。そこで練は、デザイナーになる夢をかなえるために上京してきた幼なじみの小夏(森川葵)を晴太に紹介する。 引っ越し作業中、練たちは、荷物の中にあったビンテージのスピーカーを壊してしまう。先輩の佐引(高橋一生)がいい加減な扱いをしたせいだった。だが、柿谷運送社長の嘉美(松田美由紀)は、スピーカーを設置した練にその弁償を命じる。 音は、毎日ヘトヘトになるまで働いていた。早番だった日に、同僚の玲美(永野芽郁)の代役でそのまま遅番として働く日もあった。そんな折、音の前に、『春寿の杜』を経営しているグループ企業の御曹司・朝陽(西島隆弘)が現れる。朝陽は、音に興味を抱き・・・。

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第3話『突然のキス・・・一番幸せな日』

音(有村架純)は練(高良健吾)と再会を果たす。音は、練から携帯電話の番号を教えてもらっていた。 木穂子(高畑充希)は、練のために調理器具や食器、部屋のカーテンなどを買いそろえる。練の部屋を訪れた木穂子は、勤務している広告代理店で自分の企画が通った、と報告する。練は、それを聞いて喜んだ。 ある日、音は、勤めている介護施設『春寿の杜』で再び朝陽(西島隆弘)と顔を合わせる。朝陽は、本社から派遣されてこの春寿の杜で働くことになったのだという。夜勤を終え、静恵(八千草薫)の家に立ち寄ろうとした音は、木穂子と一緒にいる練に出会う。練は、付き合っている人、と言って木穂子を音に紹介した。音と別れた後、練は、「俺だけを見てくれないかな」といって木穂子に交際を申し込む。木穂子は、気持ちは嬉しい、と応えるが・・・。 一方、小夏(森川葵)は、晴太(坂口健太郎)に連れられて、ヘアサロンやセレクトショップを訪れる。その際、小夏は、晴太から“儲かるバイト”を紹介してもらう。 そんななか、練は、木穂子にメールをして食事に誘う。金券ショップでプラネタリウムのチケットを買い、木穂子を待つ練。しかし、何故か彼女は現れなかった。諦めてバスに乗った練は、そこで仕事帰りの音と一緒になり・・・。

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第4話『あなたを好きになりました』

練(高良健吾)は、退院することになった木穂子(高畑充希)に会うために病院を訪れる。木穂子は、迎えに来る母親と一緒に、しばらくの間帰省することになっていた。木穂子は、不倫相手とはもう会わないと練に約束する。練は、そんな木穂子を温かく受け入れる。 音(有村架純)は、朝陽(西島隆弘)が心配するほど働き詰めだった。ある日、仕事帰りの音はバスの中で練と会った。しかし、彼の態度は何故かそっけなかった。 柿谷運送の給料日、佐引(高橋一生)は、加持(森岡龍)や練から金を借りようとしてトラブルを起こす。手取りが減り、小学校に入学する息子の養育費が払えないらしい。 一方、小夏(森川葵)は、モデル事務所からスカウトされたことを練や晴太(坂口健太郎)に報告する。契約金をもらえて、青山にマンションも借りてくれるのだという。 ある朝、出勤するためにバスを待っていた音は、練と出会う。そのバスの中で、泣きだした幼児をめぐって乗客同士が口論になった。いたたまれなくなった音は、助けを求めるように練の方を見た。しかし練は、目をそらすだけで・・・。騒動も収まり、停留場でバスを降りようとする練。そのとき、目を閉じて座っていた音の手から荷物が落ち、彼女はそのまま座席に倒れ込んでしまう。

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第5話『第一部・完結編 突然のさよなら・・・訪れた運命の日』

音(有村架純)は、朝陽(西島隆弘)に誘われて屋上へ行く。朝陽が用意した望遠鏡で一緒に星を見るふたり。そこで朝陽は、僕のことを好きになれば両想いをあげられる、と彼女に気持ちを伝える。 小夏(森川葵)が練(高良健吾)に思いを寄せていることを知る晴太(坂口健太郎)は、その恋をかなえてあげる、と言い出す。晴太は、練が地元に帰りたくなるようにすればいい、と小夏に助言した。 音は、仕事帰りのバスの中で練と出会う。練は木穂子(高畑充希)と一緒だった。音はバスを降りた練と木穂子が腕を組んで歩いていく後姿をせつなく見つめる。 練たちがアパートに着くと、部屋の中には小夏と晴太がいた。そこで小夏は、会津で暮らす練の祖父・健二(田中泯)が転倒してケガをしたことを伝える。練は、商店街もなくなってしまったために健二が買い物にも苦労していることを知り、ショックを受ける。 音と玲美(永野芽郁)は、介護施設「春寿の杜」を経営する会社から、雇用契約の更新はしないという旨のメールを受ける。ふたりは、「春寿の杜」所長の神部(浦井健治)と話し合うものの、状況は変わるはずもなかった。 そんななか、犬の散歩のために静恵(八千草薫)の家を訪れた音は、練と出会う。そこで音は、健二のケガの事を知り・・・。

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第6話『衝撃の再会』

27歳になった音(有村架純)は、介護福祉士の資格を取り、いまも『春寿の杜』で働いている。元同僚の朋子(桜井ユキ)、今月で契約が切れる美織(林田岬優)と食事に出かけた帰り、静恵(八千草薫)の家に立ち寄った音は、そこで木穂子(高畑充希)と再会する。木穂子は、3年前に会社を辞めていまはデザイン系の事務所で働いているのだという。木穂子は、音が練(高良健吾)ではなく、朝陽(西島隆弘)と付き合っていることを知って驚く。実は音も木穂子も、小夏(森川葵)や晴太(坂口健太郎)らとともにこの家で練と会ったのが最後だった。木穂子は、練の携帯電話に電話をしてみた。しかし、その番号はもう別の持ち主に変わっていた。 朝陽と食事に出かけた音は、派遣先でトラブルに巻き込まれた玲美(永野芽郁)の相談に乗ってやってほしい、と彼に頼む。朝陽は、困惑しながらもそれに応じ、その代りと言って音をパーティーに誘う。 そんな折、仕事帰りの音は、柿谷運送のトラックを見かける。作業中の加持(森岡龍)に声をかけ、練のことを尋ねる音。加持は、音を社長の嘉美(松田美由紀)のもとへ連れていった。嘉美は、練が5年前に辞めたことを告げると、佐引(高橋一生)なら何か知っているかもしれない、と言って彼を紹介する。そこで佐引は、練が東京にいることを音に告げ、1枚の名刺を差し出す・・・。

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第7話『明かされる真実 彼に何が起きたのか』

音(有村架純)は、朝陽(西島隆弘)からプロポーズされる。しかし音は、朝陽が差し出した指輪を受け取ることができない。朝陽は、そんな音に、返事はいますぐでなくてもいい、と告げる。音は、帰ろうとしていた朝陽に、練(高良健吾)と会ったことを切り出す。朝陽は、練には助けてもらったことがあるから力になってあげたい、という音の思いを受け入れるが・・・。 別の日、音は、柿谷運送の佐引(高橋一生)に会いに行く。そこで音は、練の祖父・健二(田中泯)が他界したときのことを教えられる。健二は、入院していた病院を抜け出し、駅で倒れていたところを発見されたのだという。 練のオフィスへと向かった音は、静恵(八千草薫)が会いたがっていることを彼に伝えた。続けて、愛犬のサスケのこと、佐引のこと、そして健二のことを話し出す音。いら立ちを隠せない練は、健二の遺品が入っている段ボールの中から汚れたパジャマを取り出し、会ったこともないのに勝手なことを言わないでほしい、と言ってゴミ箱に投げ捨ててしまい・・・。

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第8話『好きです』

音(有村架純)のアパートに木穂子(高畑充希)がやってくる。木穂子は、いま恋人からプロポーズされるのを待っているのだという。以前、一度プロポーズされたが忙しくてスルーしてしまったらしい。木穂子は、プロポーズされたら何も考えないでOKしなければいけない、と音にアドバイスする。 練(高良健吾)は、小夏(森川葵)を連れて静恵(八千草薫)の家に身を寄せ、再び柿谷運送で働き始める。柿谷運送社長の嘉美(松田美由紀)や、先輩の佐引(高橋一生)、加持(森岡龍)らは、そんな練を手荒く歓迎する。 仕事帰りのバスで練と一緒になった音は、サスケに会うために静恵の家に立ち寄る。小夏は専門学校の制作があってまだ帰っていなかった。その際、練は、観覧車の近くにあったピアノが聞こえる店を探したが見つからなかったことを音に話し、「今度探しに行きませんか?」と続けた。そんな練に、音は、朝陽(西島隆弘)からプロポーズされたことを告げ・・・。

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第9話『決意のとき、別れの夜』

「杉原さん、好きです」。音(有村架純)のアパートを訪れた練(高良健吾)は、彼女への思いを伝えた。が、練の気持ちに応えて音が話そうとしたとき、そこに朝陽(西島隆弘)が現れる。練は外で朝陽と話がしたい、と提案するのだった。 別の日、仕事を終えた練が家に戻ると、小夏(森川葵)が会津の母親と電話で話をしていた。電話を代わった練は、亡き祖父が残した種を使って育てた大根が収穫の時期を迎えたから手伝いにこないか、と誘われる。するとそこに、木穂子(高畑充希)がやってきた。木穂子が練に語り始めた言葉とは。

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第10話(最終回)『永遠の約束』

音(有村架純)と練(高良健吾)は互いのことを好きであるという気持ちをあらためて確認した一方で朝陽(西島隆弘)はあらためて音に2人で幸せになろうと訴える。木穂子(高畑充希)はそんな音と練の2人が自分の気持ちに正直に生きてくれるよう2人それぞれに会って懇願していた。 そんな中、音は自分の心を決め、練に会って話をすることを決意、2人は会う約束をする。約束の日、音はなかなか時間になっても現れない。練に会いに行く途中の駅で音は奈良から東京に出てきたばかりの少女に出会う。鞄をとられてしまったという少女、明日香(芳根京子)を助けるために音は騒動に巻き込まれてしまい病院に運ばれる。 音が病院に運ばれたと聞いて駆けつける練、朝陽、木穂子ら。音にいったい何が起きたのか。 朝陽は音の鞄の中から音が書いたと思われる手紙を見つける。朝陽は、この手紙の中には音が練と朝陽のどちらを選んだのか答えがあるのではないかと考える。木穂子は朝陽に音を信じて祈っているよう伝えるのだった。 駅で音と出逢い助けてもらった少女、明日香も病院にかけつける。音が大変なことになっていることを知りショックを受ける。音の命は、そして練、朝陽、木穂子、小夏、晴太の行く末にどんな未来が待っているのか。

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